短期決戦型 超弩級にゃんこの日記

ながぁ~く愛されるブログをめざします!

<農業>黄華

福島県を代表するスーパーマーケットであるヨークベニマルさんに侵入したところ、福島県産の桃を使った栄養ドリンクが売っており、一人で買い出ししていたこともあり、そっとお買い物かごに入れました。

 

福島県産の桃を使った栄養ドリンクです。

 

α900+SAL85F14Z(Planer)

 

栄養成分は4%と、昨今の栄養ドリンク業界としては控えめな数値なのですが、40超えのオサーンの肝臓には、9%とかは罰ゲームでしかないのでありがたいです。

 

えっと果汁が20%とのことで、白桃の王”あかつき”さまと黄桃を代表する”黄金桃”さまで構成されているようです。味は申し分なく美味で、飲みごたえは不二家さんのネクターで感じるトロッとした感もあって楽しめました。

 

 

さてさて加工用の桃と言えば、福島県のもも神さまであられる忠吉先生から購入した”黄華”が3年目を迎えることになり、今年(2023年)から収穫できるかなぁと期待しているわけです。

 

もも神さま曰く、「一般的な生食用の桃は甘味多く酸味少なく、ジャムにすると味がぼやける。」とのことで、この”黄華”にはほどよい酸味が乗っているようです。人間の食事でも酢を入れて味を引き締めたりするので、そんなもんかなぁと思っています。

 

ちなみにわけあって2023年は1本からしか収穫できません。

 

 

そういえば、メルシャンさんが製造販売していたピーチツリーフィズって、まだ市販されているんでしょうか。

 

<農業>黄貴妃と甘甘燦燦

笹薮と野ばらが跋扈したところにつる性植物が覆いかぶさるように繁茂し、ナウシカさんの腐海よりも若干ましな感じになっていた畑を片付けました。片付けると言っても、乗用草刈り機に跨って突撃ラッパの演奏に合わせて突進するだけなんですが、背丈ほど伸びた茂みが上下左右から襲い掛かってくるので、長袖に手袋をしていても腕に切り傷や擦り傷が多数できるんですよね。

かまいたち(鎌イタチ)さんたちの仕業だと思います。

 

さて、キレイになった約1000平方メートルを眺めていたところ、そこはかとない(其処は彼とない)春の陽気に背中を押された感じで植えたくなってしまったので、福島天香園さんと山形イシドウさんのパンフレットとにらめっこを開始しまして、以前から気になっていた「甘甘燦燦」と「黄貴妃」を選択しました。

 

上が楊貴妃8本で下が甘甘燦燦6本

 

桃の苗木は、一般的には11月末までには予約注文して12月頃に定植するので、2月になってからの注文は残り物の福を探す感じですね。「黄貴妃」は人差し指程度の太さの上苗(じょうなえ)しか残っていませんでしたが、「甘甘燦燦」は人差し指を5本ぐらい束ねたぶっとい特苗(とくなえ)を購入することができました。

 

 

シムシティとかシティースカイラインをやらせると、右に出るものがいないぐらい碁盤目状のくっそつまらない街を量産してしまう超弩級Aタイプのワシですが、今回の畑は道路と水路に挟まれた非整形地で、ギリギリ植えると水路に落ちてあの世に行きかねない感じなので、曲線を楽しんでやりました。

 

曲線を描くよ

 

そうそう、右下に見える七夕蟠桃(ばんとう)なんですが、つぶれた形をしていて皮がむきづらく、十中八九穴が空いてたりするんですが、これが普通だと思って買ってくれるお客さま希望です。切り倒すのはかわいそうな気がして。。

 

見通しがよい桃

 

<農業>パロスペシャルに育てる

ジョイントV字樹形と呼ばれる栽培方法なんですが、90度のお辞儀をして両腕を天に向かって突き出しているように見え、ウォーズマンのパロスペシャルを思い出させてくれた育成方法ですね。

 

これまで、現代農業という月刊誌で見聞きしたことがあるんですけど、桃以外の果樹だったこともあり、流し読みしていたんですね。この度 縁あって、福島県の果樹研究所にお邪魔することができまして、桃と梨のジョイントV字樹形を見てきました。

 

主幹は地上50cmで90度のお辞儀

一般的には7~8m間隔で植える桃の木を、およそ2m間隔で植えています。主幹は地上50cmあたりで水平に誘引され、その先端は隣の木に結合されます。

 

主幹の先端は隣の木の主幹に結合

大きな目的は2つあって、定植後の早期収益化と各種作業の省力化のようです。もともとは梨の栽培で開発された農法らしいのですが、柿やぶどうなどにも広がりをみせているようで。

 

まぁこの先、多くの果樹で同様の樹形を確立することができれば、収穫や防除作業を自動化するための機械開発も容易になるっていうメリットもあるとのこと。

 

 

さて桃は、先端に行くほど枝が極端に細くなることもあり、結合して栄養を共有するメリットが少ないようです。また、年を追うごとに実をつける枝の確保が難しくなってきているようで、経済寿命にも難あり。クリアしなければならない課題がまだまだあって、実用にはもうちょっとかかりそうです。

 

 

ただ、ただですよ、日本にはお給料をもらって品種改良したり育成方法を考えたりする人がいることは確かなんですが、このジョイントV字樹形を発明した人って、どうしてこんなことをしようと思ったのか、ほんと不思議な気持ちになる一日でした。

 

一本のナシの木(笑)

 

マングローブの支柱根、ヒントを得たとかインスパイヤされたとかオマージュしたとか、そんなところなんでしょうか。

 

 

そういや隣にいた、土づくりと肥料にもんげー詳しそうなおじいちゃんに宿題をもらいました。桃の花が咲いたら、花の直径およびおしべの数と長さを品種ごとに計測して、次回報告することです。何かがわかるようになるらしいのですが、そもそも次回があるのかないのかわかりません。