短期決戦型 超弩級にゃんこの日記

ながぁ~く愛されるブログをめざします!

<農業>堆肥散布機の続き

前回の記事はこちら。

www.datemo.jp

 

 

ヤフオクで購入した中古の堆肥散布機ですが、案の定というかなんというか、エンジンが全くかからなくなってしまって、原因が全くわからずJAさんに助けをもとめました。

 

結果、スパークプラグで火花を散らすためのイグニッションコイルと呼ばれる装置が弱っていたというか、壊れていました。部品代と修理代がそれぞれ1万円の、計2万円でした。修理代には、不具合の原因を究明する時間も含まれているわけで、良心的な価格でよかったです。

 

 

で、購入直後から気になっていたのが燃費なんですね。戦車かジェット機かロケットかと思うほど燃費が悪い。えぇ言い過ぎなんですけど、レギュラーガソリンが90円程度だった時代を経験しているオサーンとしてはね、ガマンならぬ燃費だったとです。

 

で、よくよく観察してみるとキャブレターから燃料がボタボタと漏れているではありませんか。。

 

燃料を無駄遣いするキャブ

だいたい、エアクリーナーの中がアブラで湿っているような状態だったので、何かがおかしいとは思っていて、JAさんにイグニッションコイルを交換してもらったときにも「他にも交換した方がよい部分ってありますか?」って聞いていたんですが見落とされていたのだと思います。農機具は、自分で判断・決断、修理しないとダメなようです。

 

Youtubeを見ながらキャブレターを清掃し、経年劣化を起こしてブツブツに切れていたフロートチャンバーパッキンだけ交換しました。税込550円でした。

 

 

農機具の知識がとまらない(笑)。

 

<農業>秒速20センチメートル

秒速5センチメートル」は、新海誠さんのアニメなんですが、どうも桜の花びらが舞い落ちる速度らしいのですね。早いと感じるか遅いと感じるかは、主観的な問題でしかないので人それぞれなんですが、秒速0.2メートルっすよ、ブッ倒れた稲の収穫は。

 

ローンの残りはあと4年か

 

ちな、ブッ倒れていない稲の収穫は、排気量3300cc、機体重量3.5トン、出力62馬力のモンスターマシンwだと、秒速1.3メートル(時速4.7km)程度ですね。一般的に、大人の歩行速度は、分速80メートル(時速4.8km)で計算されるので、んまぁその程度です。

あっ、分速80メートルは舗装路での歩行速度であって、上り坂や階段、赤信号での待ち時間などは加味されていないですよ。なので、不動産情報の「〇〇駅から徒歩〇分」ってのは、本気にしちゃダメです。

 

ラクターと同じで、ほんとはキャビン付きが欲しいのですが、お米の単価がね、ほらお安くて、「生産価格<販売価格」のボランティア活動みたいになっているのでね、身の丈ってやつです。わっはっは。

 

 

さて、7月に泥沼と化した田んぼに分け入り、倒伏防止のための肥料(マルチサポート1号)をまいたのですが、結果はこのとおりです。

 

のどかなブッたおれ度50%

 

泥沼と化した田んぼに分け入り、もんどりうって転がった結果スマホが水没。USB-C の充電端子が腐食したようで、充電できなくなって廃棄したのはいい思い出ですが、それだけの効果はあったのではないかなと感じています(あるわけねぇよ)。この状態なら、秒速1.3メートルで刈り取れそうです。

 

静止画ではわかりませんが、今日のネコバス(風のことね)のスピードは速めで、そのネコバスが通過するたびに鳴る、「しゃわしゃわしゃわ(強弱つけながら無限に続く)」って音がとても気持ちがよく、癒され度MAXっぽかったです。

 

マルチサポート1号、来年はほかの田んぼで試そうと思います。

 

 

稲作を数日~1週間ぐらいのサイクルで回せれば、トライ&エラーを繰り返して、もやしのように、より安く素晴らしい商品ができると思うんですがね。

 

 

あっ、ブッ倒れた稲に、トランペットでファンファーレを奏でながら秒速1.3メートルで突撃するとどうなるか?なんですが、どこかが詰まってエンジンが高負荷になってが停止します。62馬力の力で詰まるので、その詰まりを取り除くのがね、大変を通り越して命がけというかね。骨折り損のくたびれもうけ的な。

 

 

そうそう、一般的な乗用車は左右への転回時、MAX1.5~2回転(540~720度)でそれなりの曲がり角ですが、このコンバインは135度でその場で回転しますから、ハンドルさばきはシビアです。時速10km程度の移動時も気がぬけません。

 

<農業>2022年 西王母

西の王さまのお母ちゃんと書いて、「せいおうぼ」と呼んでいる桃ですが、そろそろ収穫してよい頃かなぁと思いまして、やっぱり思い立ったが吉日ですから、曇り空の畑でもぎもぎしてきました。

 

定植してからまだ3年しか経っていない小さな木だし、腰から下の桃はしし神さまにお供えしてしまったので、悲しいかな、収穫は30分ほどで終了しました。わっはっは。

 

 

さていつものようにあたごさんの非破壊糖度計で、商品になりそうな桃の果頂部から赤道付近を計測したんですが、「HHH」のエラーしか出なくて。そこで、一番糖度が乗らないと言われる果梗部(かこうぶ:木にくっついている部分)を測定したところ、そこですら、計測機の上限である20度を超えてました。。

 

いつもなら、映える果頂部を撮影するわけですが、今回は花梗部の写真です。

 

果梗部周辺でもこの糖度

 

つまり、激甘ってことですね。

 

着色が少ないというか、ほとんど青みがかった白い個体でも、糖度計が「HHH」をだすので、甘さがホントかどうかちょっと心配になり、売り物にできない変形果で味見をしたのですが、びっくりするほどめっちゃ甘かったです。ちなみに変形果は、高い確率で核(種)が割れているんですね。核が割れると、運がよくて核周辺にえぐみが流出し、運がわるいとお腐れさまが発生しているので、私は商品にしていません。

 

皮をむいている感覚は、梨のそれととてもよく似ていますが、食感はやはり硬い桃ですね。晩生と書いておくてと読むタイプの桃は、追熟に時間を要しますので、柔らかい桃がお好みの方は1週間程度、追熟いただければよいかなと思います。

 

 

さて、20度以上を計測できる、破壊系の糖度計でもポチるか。