短期決戦型 超弩級にゃんこの日記

ながぁ~く愛されるブログをめざします!

<農業>ヤンマートラクター、YT357

ヤンマーさんのトラクター、750万円(税別)。

ニプロさんのロータリー、100万円(税別)。

空調の効いたキャビンでラジオを聴きながらの耕耘、プライスレス。

お金で買えない価値がある。

買えるものはマスターカードで。

 

 

あっ、「ラジオなんて贅沢なもんつけやがって」って思ったそこのあなた。違うんです。販売店さんのご厚意なんです。ほんとです。ちなみにトラクターで初めてのラジオ体験は、FMふくしまさんから流れてきたMr.childrenさんのTomorrow never knowsで、ちょっぴり感動しました。

 

勝利も敗北もないまま、孤独なローンは続いていく

 

いや、ホントは勝利も敗北もあるんです。ちなみに稲作における勝利は今年の1回で、敗北はそれ以外なんですけどね。意識したら負けなんですけど、ときどきじっと手を見ちゃうよね。

 

例えば福島県伊達市でのごくごく一般的な稲作を考えてみると、10アール(1000平方メートル)あたりのコストはこんな感じなんです。

・耕起2回で14,000円(伊達市農作業賃金標準額より、1回7,000円)

・代かき1回で7,400円(伊達市農作業賃金標準額より)

水稲苗10枚で7,000円

・田植え7,500円(伊達市農作業賃金標準額より)

・一発肥料40kgで約10,000円

・除草剤(初期+一発)で6,000円

・稲刈り22,000円

・乾燥調製が籾重量700kgで17,500円(JAふくしま保原ライスセンター価格)

・水利費6,000円

ここまでで97,400円(税込)。

 

ここにプラスで含まれてくる、最低限の費用が次の3つかな。

・年3回の畔の除草

・水の管理

・固定資産税

 

ぐぐっていただいてもおわかりいただけるように、10アールあたりの標準的な生産コストって10万円ぐらいって出てきますが、昨今の物価高でもうちょっとかかっているかなってイメージです。で、生産面積にフィットする農機(トラクター、田植機、コンバイン、籾摺機、乾燥機)を自分で購入すれば8万円ぐらいになり、ちょっとでも贅沢な農機を購入しようものなら12万円~青天井になるわけですね。

 

さて標準的に10万円を投資した田んぼから収穫できる、出来上がりのお米(玄米)って、品種にもよりますが、よく知られた「コシヒカリ」の場合7.5~8.5俵(1俵=60kg)前後なんですね。ちなみにR3年のお米の売値は1俵あたり8,300円なわけで、8.0俵だと66,400円。

 

わかりますか、10万円投資して得られる対価が7万円弱の世界を。

※職業も自由だしどんな作物を作ろうが自由な日本社会なので、お米を作って損失を得ることについて不満はないですが、そんな世界だってことを知って欲しいだけなのです

 

そんな風にしてロータリーは今日も回り続ける


ちなみに稲作における農機具は3人で共有していまして、僕以外はアラエイのおじいちゃん。たぶん昔から使用している2000時間オーバーのトラクターでも逃げ切れたと思うんですが、僕のために購入を決断してくれました。本当にありがたいです。

この調子でコンバインの更新もお願いしたいです(ボソッ)

 

 

そうそう、田んぼの真ん中で「キャビン付きのトラクターが欲スィ」って叫んだのが2022年5月だったので、あれから3年と7ヶ月でした。言霊ってホントにあるんですね。