なんて言うかですね、ビニールハウスの鉄骨が土に刺さっている部分ってトラクターで耕耘できないじゃないですか。土という不安定な地盤の上をトラクターでギリギリを攻めると、十中八九鉄骨にロータリーをヒットさせてしまうため、鉄骨とロータリーの間には15~20cm程度の非武装地帯が出来上がるわけです。するとその非武装地帯に土が寄っていって、どんどん盛り上がってくるんですよ。いつか吾妻小富士よりも高くなってしまうんじゃないかと心配で心配で。
そこでその非武装地帯を取り除くべく、スコップ片手に盛り上がった土を除去しているのですが、これがなかなか重労働で、①スコップを振り回して心拍数が上がり、②体温があがり上着を脱いで、③冷気にあたって血管が収縮する、のトリプルコンボがさく裂すると、持病の突発性頻脈が発症するんですね。こうなるとお家に帰ってお薬(ベラパミル塩酸塩)飲んでおネンネするしかないんです。
そこで、ネットの海に漂っていたブツを入手するため、荒波に漕ぎ出したのはナイショです。
ヤンマーさんのミニミニショベル、Vio10-2Aです。ビニールハウスのゲートをくぐらなければいけないので、キャノピーまたはキャビン付きではダメなので、大きい側から眺めた場合は自然と機械質量が1.2トン以下に絞られてくるわけです。逆に小さい側から見たときは静音と制振の面からが3気筒以上がいいかなぁって思ったわけで。できるだけ小サイズを選択したく候補にあげた機種は4つあるわけで。
・クボタ U-008
・ヤンマー Vio10(ヤンマー SV08は2気筒エンジン)
・日立 ZX-8U
・コベルコ SK10SR(ヤンマーVio10 OEM)
ヤン坊マー坊の天気予報で育ったわしにVio10以外の選択肢は残されていませんでした。でも、世界のクボタさんのU-008はブームシリンダーの場所が独特で、すっごく憧れたのもナイショです。
さて、建設機械や農業機械って使用時間(アワー)が重要視される感じなのですが、クボタさんの農業用トラクターGL-19を600時間で昇天させた経験を持つワイとしては、製造年も譲れない要素としておりまして、つまりわしは「ローアワー」で「高年式」を希望するという超贅沢なモンスターに成長したわけです。エッヘン。
つーか、中古を買う前提でお話が進んでいることに、ちょっとした絶望を感じたりもしましたが私は元気です。
でね、よく考えてください。おそらく必要に迫られ、決して安いものではないので入念な下調べを行い、固く結んだお財布の紐をようやく緩めてお買い物をしたのに、使用は極端に少なく購入後数年で手放す業務用の資産って存在しますかってことを。
がっ、おった!おったんすよ!
100時間、2021年式がっ!
どうやら試乗車だったらしく、100時間エンジンが動いているのにバケットや排土板の塗装がオリジナルのままではげてないんですね。しかも新車価格と比較するとかなりリーズナブルに出品されていたので、トヨタさんで借りたダイナに飛び乗って千葉県に向かって出発するのに時間はかかりませんでした。
余談ですが、むかしむかし2chの一眼レフカメラのレンズ板に入り浸っていたとき、328(焦点距離300mm、F値2.8)とか428(焦点距離400mm、F値2.8)とか、高額レンズを購入したニキネキが貼っていたAAを思い出したわけで。
* + 巛 ヽ 〒 ! + 。 + 。 * 。 + 。 | | * + / / イヤッッホォォォオオォオウ! ∧_∧ / / (´∀` / / + 。 + 。 * 。 ,- f / ュヘ | * + 。 + 。 + 〈_} ) | / ! + 。 + + * ./ ,ヘ | ガタン ||| j / | | ||| ――――――――――――
そういやSIGMAさんのAPO 200-500mm F2.8 / 400-1000mm F5がエビフライって表現されていましたね。なつかしす。
閑話休題。。
オラが村(福島県伊達市)から千葉県千葉市の建機屋さんまで350kmありまして、およそ1.1トンの重量物を自分で回送した費用はざっと次の通りでした。5万円でお釣りがくる感じでですね。
・レンタカー(2トン平ボディ)24時間、17k円
・ガソリン代、12k円
・高速料金、19k円
・千葉県までのドライブ8時間、プライスレス
「お金で買えない価値がある。買えるものはマスターカードで。」
あと輸送用に荷締め用のラッシングベルト4本、トラックとミニミニショベル緩衝用の板切れ2枚を用意しました。もちろん事前に出品者さまと打ち合わせをして、積み込み のお手伝いをお願いし了承してもらっています。