短期決戦型 超弩級にゃんこの日記

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<農業>十勝でわしも考えた

インドでわしも考えたのは椎名誠さんなわけですが、インドに行く資力がなく余暇も乏しいわしは、十勝@北海道に行ってきました。

 

展望台から十勝平野を望む

 

日本の農業とよく比較されるのがオランダなんですけど、オランダの農業はすこぶる強くって、世界第2位の農業輸出国なんですね。国土は日本の九州ぐらいの大きさぐらいしかなく、9分の1程度なのですが、世界第2位とは驚かされます。

 

まず比較されるのが一人当たりの耕作面積で、日本が1.8ha(18,000平方メートル)であるのに対して、オランダは9.4ha(94,000平方メートル)とのこと。で、北海道だけをピックアップして一人当たりの耕作面積を求めると11.1ha(111,000平方メートル)となるらしく、オランダを若干超えるわけで、ちょっと北海道を覗いてみようかなと。

 

 

さて人生初めての飛行機が23歳の北海道出張だったわしで、トマムスノーボード旅行したこともあるわしなので、北海道は初めてではないのですが、農業王国十勝は見渡す限り平坦な農地が広がっていてとても新鮮でした。1枚1枚の畑が、オラが村とは比較にならないぐらい大きくかつ平坦なんですよね。ちなみに人生初の海外旅行は、25歳のシカゴ出張です。

 

そのでっかい畑には耕耘した跡が残っていて、気持ちよいぐらいずーっとまっすぐでした。聞いた話だと、GPS(正確にはみちびきかな?)を使って耕しているとのことで、なるほどなと感心、感心。

 

 

そこでオラが村の畑がこれだけ大きく平坦なら、耕作面積を拡大することができるのかって考えてみました。ちなみに定植~収穫までを想定した耕作面積です。収穫後の選果や梱包、販売まで含めると、耕作面積は減ります。

 

◆きゅうりは一人当たり10a(1000平方メートル)

10aだと800~1200本の苗を育てることになりますが、繁忙期は収穫だけで6~7時間で、品種によっては頻繁に整枝などの手入れが必要となるため、オラが村では10a/1人って言われています。

 

◆桃は一人当たり1ha(1万平方メートル)

1haだと150~180本程度の木を育てることになるのかな。収穫の工数は品種で調整すればよいのですが、剪定、摘雷、摘花、摘果を考慮すると一人当たり1ha程度かなぁと思います。

 

お手伝いさんを頼めば耕作面積を増やすことはできますが、純粋に一人でできる面積はこんな感じで、つまりきゅうりを1haやろうと思ったら、今の栽培方法ではまるで歯が立ちません。果菜類葉菜類でも、根菜類のように機械化できるような栽培手法を編み出さなければいけないってことですね。

 

 

オランダに行って、トマトの生産現場を見学する必要がでてきました!

 

 

シバザクラとカエルさん

 

帰ってきたら、玄関横のシバザクラが咲き始めていました。とてもかわいらしい花なので、生命力がとても強いこともあり、株分けして庭中に増やしてみようかな。